wakeupandpresentの日記

いつもは映像作品を作ってます。ここでは西田学くんの大冒険を載せていきます。

「西田学人生初の京都へ行く」エピローグ「小杉Bはいかにして大人へなったのか。」

エピローグ 「小杉Bはいかにして大人へなったのか。」 2016年10月。 京都旅行から二年の月日が過ぎた。 あの頃中学生だった俺らも今や高校二年生になった。 ふと最近塾の先生や学校の先生を見ていて考えたことがある。 彼らははじめ俺らにとても厳しく接する…

「西田学人生初の京都へ行く」最終話

最終話 2015年12月 以上が三泊四日の京都旅行で起きた出来事の全てだ。 すべては本当に起こった出来事だし、枕カバーも本当に破いてしまった。 セリフも実際に動画に入っていたものしか使っていない。 まさにノンフィクションの小説なのだ。 今コレを書いて…

「西田学人生初の京都へ行く」第45話「どのようにして西田は修学旅行を終えたのか」

45話 12:45 ホテルを出発。 予定では1時半だったので20分ほど早い出発となった。 バスの中では例によって小杉と隣になり 移動時間の間それぞれが買ったおみやげを見せ合った。 小杉は妹に対し八つ橋を買ってあげたらしい。京ばぁむはお母さん用と言ってい…

「西田学人生初の京都へ行く」第44話「小杉Bから開放された西田はどこへ向かったのか」

44話 11:03 いよいよ残された修学旅行のイベントは一つ。東寺散策である。 ここでも和菓子作りのメンバーが続行され再び中学生三年全員が集合するのはしおりによれば12時30分である。 朝は肌寒かったが段々と日が昇り始め暖かくなってきた。 この東寺はやは…

「西田学人生初の京都へ行く」第43話「俺が創りだしたオリジナルのおたべの味はどうだったのか」

43話 正真正銘京都発祥の伝統的な和菓子八つ橋をつくる事になった俺たち。会社が会社だから鉄のテーブルや壁が鉄製のギンギラリンとした場所で制作するのかとぼんやり思っていたが普通に木製の机に風呂敷が敷かれている全体的に〈木〉感が漂う場所での製作と…

「西田学人生初の京都へ行く」第42話「京都修学旅行最終日はどのように始まったのか」

42話 その後小杉が地球外生命体という未知の設定をいいことに好き勝手に変態な設定を追加していった。 小杉の私物の財布を彼が最も崇め信仰している対象物にし ソレを彼に与えることで機嫌が良くなると勝手に俺たちは設定した。 そして財布は小杉のケツの骨…

「西田学人生初の京都へ行く」第41話「どうやって西田はいつもいじっている小杉Bをいじったのか」

41話 俺「あの~何をしに来たんですか?この星に、」 小杉「…………」 俺「あのどいてくれません?」 俺はまだチャンスがあるかぎり小杉を自分の陣地からどかすことを諦めなかった。 だからすこし個人的な気持ちもあり役柄に入り込めた、 設定としては地球から…

「西田学人生初の京都へ行く」第40話(特別話)「水泳部三人のオールナイトはどのように過ぎていったのか」

40話 22:43 俺「20分間ずっと撮ってますよ今から、」 一回の撮影で撮れる最大時間がこのカメラは20分なのだ。 だから時々画面を確認して撮り直す必要がある。 俺「三上どこいんだ?」 室内は真っ暗、そこで俺はカメラのセットアップでLEDをオンにした。 しか…

「西田学人生初の京都へ行く」第39話「点呼の際うちの担任の先生はなぜ面白かったのか」

39話 22:02 10時点呼時間だ。担任が各部屋を回り最終チェックを行う。 白川Tが例によって確認のため我々の部屋にもやってきた。 しかし班員確認をした際三上がいなかったので連れに帰ってくるといい 一旦部屋を出て行った。 ほどなくして先生が戻ってきた。…

「西田学人生初の京都へ行く」第38話「小杉Bに見つかった時前川はどうなったか」

38話 20:00 決着の時まで残り32分。 俺「じゃぁ僕は…見送り人として…後ろからついていきましょう…」 小杉B「腹痛い…」 時折お腹をさすりながら小杉は発する。まだ完全に戻ってはいないようだ。 小杉B「まぁ…結構治ったわ。」 おそらく強がりだ、体調はトイ…

「西田学人生初の京都へ行く」第37話「水泳部はどうしてこんなにもいい人たちばっかなのか」

37話 19:15 部屋に戻る一行。部屋の中央に置かれていた机は見事に端に移動しており 四つ白い布団が敷いてあった。例によって場所取りが行われる。 布団の場所は縦に三つ、横に一つ置かれていた。 場所取りの結果縦の三つには左から三上、小杉B、小野田くんが…

「西田学人生初の京都へ行く」第36話「小杉Bへの返答について何を選べばよいのか」

36話 俺は引き続き小杉Bに冷水シャワーを当て続け小杉Bは苦戦していた。 必死に自分の持っている洗面器でこっちに水をかけようと努力するが シャワーによって視界が塞がれているのでもうそれどころではなかった。 しかし目の前で相手にしているのは戦術のプ…

「西田学人生初の京都へ行く」第35話「京都の自由行動はどのような結末になったか」

お土産場はすでに平岡生が数人ほどいた。確かにお土産売り場は広く学校のカフェテリアよりも広かった。俺が買うお土産では消費物が中心になっている 。 今までは来たことを忘れないようにとご当地のキーホルーダーなど記念に残るものを中心に買っていた。 し…

「西田学人生初の京都へ行く」第34話「旅の終わりに行くオススメお土産屋はどこにあるのか。」

34話 14:17 甘味所を出たのち、歩いていること約20分。 今我々の次なる目標はコンビニ探しである。 なぜ京都に来てまでコンビニを探すことになったのかというとそれは三上に聞いてくれ。実はここの二時間の部分カメラが回っておらず我々の行動理由が著しく…

「西田学人生初の京都へ行く」第33話「なぜ神聖な甘味所で居酒屋のノリにならなければならなかったのか」

33話 早速注文である。 小野田くんは特製わらび餅抹茶セット 小野田くんの特製わらび餅抹茶セット 小杉Bは抹茶クリームパフェ 三上は白玉ぜんざい抹茶セット そして俺は栗白玉ぜんざい抹茶セットを注文した。 美味しそう その後の待ち時間は今まで通りスマフ…

「西田学人生初の京都へ行く」第32話「初めて西田の想像どおりの形で出てきてくれたのはどこだったのか」

32話 13:12 今までかろうじて存在していた目標的なもの、それがおのだだった。 それを叶えた今、我々の班は再びノープラン状態へ放り出された。 もはや誰も当初計画していたコース巡りの話題は出さなかった。 とりあえず歩きながら大通りへ向かう。 歩く構…

「西田学人生初の京都へ行く」第31話「一行が初めて京都で口にしたものとは」

31話 トンッ 小野田くん「この駅が最寄りだと思う。」 おのだのキタァアアアア!!! 同じくゲームも持ってきておらず俺と一緒に掲示板を見てくれていた小野田くんが発言したのだ。 きましたまさかの!まさかの小野田くんがこの絶望の状況に光をさしてくれる…

「西田学人生初の京都へ行く」第30話「西田はなぜ壊れたのか」

30話 三条に着き電車を降りる一行。三条に着いた後は一旦駅から出て5分ほど徒歩で歩きまた違う駅に入ることになっていた。なんで駅から駅へ電車を使っていけないのか疑問だったが道のりは最善のはず。あまり突っ込まないでおいた。 一旦外へ出るとまた雨。み…

「西田学人生初の京都へ行く」第29話「行動予定表通りになぜ行かないのか」

29話 俺「とりあえず次の予定してるところ行くか。」 小杉B「え?次ってあの白川Tに言われて無理やりお前が入れたっていう文化財か?」 一回行動予定表全て食べ物関係のもので埋めて提出した際に 文化財を入れろとボツをくらい俺は文化財を行動予定表に三つ…

「西田学人生初の京都へ行く」第28話「悪夢はどのようにして幕を開けたのか」

28話 あと60秒早ければよかったのに、この一分の違いで俺はまた別のバスを 後ろから付いてくる一方に悟られることなく探す羽目になる。 三上「お前どのバス乗るのかわかんねぇだろ。」 気づいていた。 俺「いや、あの~…時刻はわかっててぇ…53分のバスに乗る…

「西田学人生初の京都へ行く」第27話「小野田くんは何故水泳部2人から受け入れられないのか」

27話 行動予定表は班長が記入して順路を実際に自宅のPCで確認した上で提出する。 クラスには人数分京都を楽しむガイド本が配られた。 100ページ強のボリュームで京都と奈良を巡るコース例が15個のっている。 つまり何が言いたいかというとどうしてもコースが…

「西田学人生初の京都へ行く」第26話「行事での班員選びに隠された闇とは」

26話 三日目 チッ…チッ…チッ…チッ… 6時29分56秒 チッ…チッ…チッ… 57、58、59… チッ 6:30 ピンポンパンポーン 「平岡中学様の皆様おはようございます。 起床時間の6時30分となりました。身の回りを片付け、出発の準備をし、 7時に昨日の夕方と同じ食事会場に…

「西田学人生初の京都へ行く」第25話「代表ミーティングで話された大切なこととは」

25話 その後入浴。E組が集結した風呂場は小宇宙だった。風呂おけに冷水をため 掛け合うという戦争が勃発。風呂場に飛び込むは、数十秒ごとに冷水は降ってくるは安楽の地はなかった。小杉Bはこういうのが大好物で楽しんでいた。 俺はそそくさと大事な部分を洗…

「西田学人生初の京都へ行く」第24話「小杉Bとの戦いはどのように繰り広げられたか」

24話 すごい。豆腐はもちろん京都名物だが今回はそれを自分らの手で作らせ出来たてを味わせるというなんとも楽しい企画になっている。一般人の場合。 そう、おかみさん。残念ながらあなたが思い描くこの後の展開は違う。 みんな仲良く和気藹々と豆腐作りに真…

西田学人生初の京都へ行く」第23話「女将が出してくれた白い液体の正体は何だったのか」

23話 本題の法隆寺。 どーん 正直びくった。 なぜなら私は法隆寺一つがポンとおいてあるものだと思っていたからである。 そう思って行ってみたらまず町レベルで昔の建築物があるゾーンがあり その一つとして法隆寺が立っていたのでびくってしまった。だから…

「西田学人生初の京都へ行く」第22話「マラ石の真実とはなんだったのか」

22話 11:35 俺たちは山から町へ帰還した。 坂を下る速さは快感ものだったがものの1,2分で下りきってしまい虚無感が募った。 この無駄にした30分間は思った以上に我々の精神に影響を与えてしまった。 全員冒険をしようとしない。フィーリングで一切動かない…

「西田学人生初の京都へ行く」第21話「マラ石の果てに何を見たのか」

10:48 中にはいる。 その前に予想外だったのが、見学料金200円を徴収されたことだ。 俺は「しょうがない感」があるが違うんだ。班員全員が徴収されたのだ。 これは全員が予想だにしていなかった。 今まではしおりを見せるだけ、俺に至っては愛想笑いで楽々…

「西田学人生初の京都へ行く」第20話「水落遺跡はなぜあんなに見つかりずらかったのか」

20話 10:22 我々は「どこかわからない次の場所」へ向かうことにした。 とりあえず今来た道を戻ってみることに、 つまり一旦水落遺跡の悲劇の舞台となったあの長い車道へ舞い戻る形になる。 ふと横に目をやる。 自転車の旅。 ここで改めて我々は自転車の旅の…

「西田学人生初の京都へ行く」第19話「思いもよらずたどり着いた観光スポットはどこだったのか」

ひたすら進む。 あても無い自転車の旅。 (いやあては十分に用意されている。) サイクリング開始から小一時間、 回ったのは一カ所という中々のスローテンポの旅だが 思いのほか皆は旅を楽しんでいた。 水落遺跡をめざして彼らを車道に導いてしまった瞬間は …

「西田学人生初の京都へ行く」第18話「なぜ水落遺跡を目指すはずが何十人もの生徒でサイクリングするという青春的な状態になってしまったのか」

18話 9:45 俺「よし行こう。」 マップをみてみる。まずは今いる場所の周辺をみてみる。 するとふとある遺跡に注目が行く。 水落遺跡(みぞおちいせき)と書いてあったその場所は マップを見た限りでは分からないが、なんだか広そうなイメージだ。 とりあえ…